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サキの先の先 なんか変な家族

私(独身&省エネ体型)と娘(元姪)+ 女子中学生ボーちゃん + ボーちゃんママ の親育て日記

怖くはないですが、実話の怪談を一つ。

トラックバックテーマ 第1493回「とっておきの【怖い話】教えて下さい…!」



怖いというか、それほど怖い話ではないのですが一つ。

私は父の仕事の都合で幼稚園から15歳までの間に7回、最後の引越しは娘と暮らすために今のマンションに引っ越したので、人生で計8回引っ越してます。

で、オチを先に言ってしまうと、ありがちな話なのですが、引っ越すたびに「これはもう捨てよ」と思って捨てる親指大くらいの小さな熊の人形があるのですが、確実に捨てたはずなのに引っ越した先で何時の間にやら現れるのです。



そもそもどこで手に入れたかというと、始めての引越した先の木造平屋の家で拾いました。

幼稚園の時に引っ越した先は、木造の平屋で部屋は2部屋しかなくあとは台所と風呂とトイレという粗末な物でした。私はドラえもん宜しく押入れをベッド代わりに寝てました。
常に寝込んでたような子供なので、そこが一番邪魔にならなかったのでしょう。
子供の頃から自分のせいで旅行できなかったり迷惑ばかりかけてたのに、家族は皆優しくて大好きでした。

その頃から私は体が弱くまともに幼稚園にも学校にもあまり通えず、調子の良い時でも平屋の横にあった駐車スペースまでしか外に出る事は許されず、家の周りをグルグル回ったり、穴掘ってみたりしてました。

で、昔の平屋に限らず家は当然コンクリの土台の上に木を足したり埋め込んだりして作ってる訳ですが、
木床の下って、空間空いてるんですよね。
当時住んでいた平屋の土台の所に、ブロック1個分の隙間が空いてました。
反対側にもあったので、多分通風口的な物だと思います。
そこには色んな玩具が捨てられてました。
玩具のダーツとか、スーパーボールとか、オハジキとかビー玉とか、ベーゴマとか。大体錆びてました。

どれも結構年季が入ってる状態だったので誰かが置き忘れたか何かしたものだと思うのですが、当時は好きでヒキコモリだった訳ではない私にとっては未知との遭遇。
たまに兄が連れていってくれる駄菓子屋においてある玩具みたいなものが沢山あるなんて、子供心に凄い嬉しかったのを覚えています。

で、その通風孔からその熊の人形(プラにフェルト生地が溶着されてる?素材もメーカー名も不明)を発掘した訳です。
そういえば、同じ場所からよく解らない土偶も出てきて父に見せたら嫌そうな顔をしてどっか持っていって、その土偶とはそれっきりでした。結構涼しげな顔で男前だったんですけどね。

まぁ、それから引っ越すたびにその熊を捨てていたのですが、どうにも何時の間にやら戻って来る。

私にとっては物心ついた頃合からその熊は失くしても戻って来るし捨てても戻って来るのが割りと普通のことだったので気にしてませんでしたが、まぁ、家族が騒いだ騒いだ。

小学校の頃の引越しの時に、荷造りの時に丁度具合が悪くなってしまった私は母に寝床で荷造りの指図してました。

母「これどうすんの?」

私「捨てといてー」

母「あんたこの熊大事にしてなかったっけ?良いの?」

私「どうせ戻ってくるから良いよ。そのあたりのも一緒に捨てといて」

母「・・・・ここにはもう戻って来ないわよ?変な子ね。捨てて良いのね?」

私「おっけー」

というような会話をしたのを覚えています。
正直今思えば、戻ってくるならわざわざ捨てる必要も無かったんですけどね。

で、案の定、引越し先で何時の間にやらリビングのテレビの上に可愛らしくその熊さんは現れる訳です。

母「あれ?あんた、これ捨てといてって言ったくせに拾ってきたの?」

私「んなことしてないよ。戻ってくるって言ったじゃん私」

その一言でギョッとした母。

母「・・・・・ちょっと!そういうのやめてよ!」

と怒られたものです。

私「いや、やめてよって言われても何もしてないし」

母「もー・・・・きっとお兄ちゃんが拾ってきたのね全くもー」

と、その時は兄のせいにされてました。
まぁ、妹がよく遊んでた熊人形ですからね。兄が回収したんだろう、と思う母の気持ちも解らないでもない。
で、その日の夕飯時だったか、テレビの上に鎮座ましまししている熊の話題になり、

兄「え?・・・・俺、知らないよ?」

という兄。

母「じゃあお父さん?」

父「知らん」

母「・・・・じゃあサキじゃないの。全く」

私「いや、私じゃないって。あの熊、引越しのたびに捨てるんだけどいつの間にか戻ってくるんだってば」

本当なんすよ、これ。

母「全く。つまらない嘘ついてからに」

からに、という言葉が印象的でした。からにって何だろう。今でも不思議。

で、その後の引越しの度に私の言葉が家族の中でも真実味を増していくわけです。
家族会議が行われた結果、近場の神社に供養して貰いに父と母が持っていった時には

私(熊・・・・・さらばだっ!いい加減しつこいし成仏しとけ!)

と特に何も考えず、漫画を読みながら見送りました。

が、供養なんてなんのその。
次の日の早朝に我が家の玄関前にチョコンと座っているのを発見した私。

こりゃ、さすがに父ちゃん母ちゃん卒倒するな・・・と思った私は兄に相談。
いつも冷静な兄でしたが、その時ばかりはビビッてました。

おもしれー、と思った私は兄に近づけ、後ずさる涙目の兄を苛めてました。

兄「父ちゃんと母ちゃんには、黙っとけ・・・どうせ戻ってくるなら目に付かないところに大事にしまっとけ」

私「・・・・・・まぁ、別に良いか」

というやり取りがありました。
で、最後の引越しの時です。

もう売ったのですが、元実家から、今のマンションに移る際、仏壇すらそのままで不動産業者に処分をお願いした私。

娘との新生活、娘の実母から完全に逃れるための夜逃げ同然の引越しなので、準備はすぐにしなくてはならず、荷物は最小限。

もうお分かりでしょう。奴は現れるのですよ。
可愛い顔した熊ちゃんが。
引っ越して1ヶ月くらい経ってからでしょうか。

娘の部屋の本棚の上に座っていました。

私「・・・・・・・その熊どこにありました?」

確か、その当時まだ、娘には敬語でした。色々怖かったんです、私としては。

娘「玄関にあった。お姉さんのだよね?返すね」

怒ってる?と思ったのか、慌てて返そうする娘。
私がぎこちない分、やはり娘もどこかぎこちなくて、私の事をお姉さんと呼んでました。
今ではそんな様子は見る影ももなく、口も悪いわ手も出るわで手に負えない子供になりましたが。

私「あー・・・・それ、あげる」

そういえば、始めてねだられて買ってあげたものは新聞でしたが、娘にあげた最初のプレゼントらしいプレゼント(というにはささやかですが)はその熊になる訳です。

そういう訳で、今では娘の思い出の品で、どうやら宝物になっているようで、娘の部屋で父母・兄の位牌と一緒にその熊さんの人形はビーズアクセサリーで飾り立てられ並んでいます。


そして私にとっては、理性では「この熊、明らかにおかしいぞ・・・」と解っているのですが、そこまで気にならないというか、まぁ・・・・別段その熊を拾ってから何か悪い事が起きたり良い事があったりする訳でもないので、別にいっか、と。

娘が気に入ってるようなので、別に構わないのですが、その熊も、前は家の土台あたりに放置され、発見した私には何度も捨てられ、家族には邪険にされ、というか恐れられていた訳ですが、娘にはかなり大事にされてるようなので、ある意味やっとまともな持ち主に辿り着けたのやもしれません。

結構、忍耐力と根性のある熊だなぁ、と思う訳です。
とっておきの怖い話ではありませんが、身近な怪談話といったらまず思い浮かぶのはこれだけです。

なんとも可愛い形した熊の怪異の話でした。クマーーーーーーーーーーーーー!!!
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コメント

普通はもっと怖がりませんか(笑)?

それはそれとして、「追記」の機能を使ってみてはどうでしょう?
毎回記事を全部表示していると、過去の記事は探しづらくなるので。

  • 2012/08/18(土) 07:41:43 |
  • URL |
  • you #-
  • [ 編集 ]

拾ってくれた恩返しに見守ってくれているんですかね^^でも、ちょっと怖い^^;

  • 2012/08/18(土) 08:11:00 |
  • URL |
  • 鐘ヶ江徹一 #Chyzwqf2
  • [ 編集 ]

Re: タイトルなし

>you様
どもども。あまりにも当たり前な存在なので、特には・・・・
シルバニアファミリー的な熊人形なので、怖がる方が多分難しいですよ。

追記機能、初めて知りました。試しに使ってみたらなるほど。
次回からこれでもかって言う程使いますよエイヤ!

  • 2012/08/18(土) 10:31:23 |
  • URL |
  • サキ #-
  • [ 編集 ]

Re: タイトルなし

>鐘ヶ江徹一様
画像はさすがに載せませんでしたが、怖がるのが難しいような人形なのですよ。

  • 2012/08/18(土) 10:35:52 |
  • URL |
  • サキ #-
  • [ 編集 ]

~からに。

初めまして。
いつも楽しく拝見しております♪

「~してからに」っていうのは私(広島出身)の周りではよく聞く言い方ですね。
意味は意識したことがありませんでしたが、何か呆れたときに良く使われる言い回しかなぁと思います。

…と、本題と関係ないコメントですみません。

くまさん、サキさんのこと大好きなんでしょうね(笑)
怖い話のはずなのに、娘さんに着飾られるくまさんを想像して、なんだかほっこりしてしまいました。

  • 2012/08/18(土) 10:58:30 |
  • URL |
  • アイリス #-
  • [ 編集 ]

今回ウケたとこ

その熊どこにありました?
ちょw サキさんどんだけ人見知り(^^;;

娘ちゃんのはじめてのおねだりが新聞…w

サキさんも娘ちゃんも
嫌いじゃないわ〜このセンス

ビーズに飾られてご機嫌熊さんが
目に浮かぶw



  • 2012/08/18(土) 12:03:21 |
  • URL |
  • さよ #-
  • [ 編集 ]

Re: ~からに。

>アイリス様
どもども。
母は東北だったはずなのですが、確かに呆れた時に使ってた気がします。熊が私を好きなのか・・・うーん・・・
熊ではなく、成人男性だとしたら、中学生かそれ以下でしか見られたことが無い私を好きな時点で確実にロリコンの変態です。本当に有難う御座いました。
しかし、嬉しくないっすねぇ(笑

  • 2012/08/18(土) 14:42:36 |
  • URL |
  • サキ #-
  • [ 編集 ]

Re: タイトルなし

>さよ様
どもども。
熊は家の下にあったものが、ひょっこり必ず現れるのですがね、娘が言うには玄関にあったそうですよ。
どうも、普通の親子とは違う感覚なのか、ブログの雰囲気も他の育児ブログと全然違うなって最近よく思うんですよ。
他のお母さん方って、なんかこう、包容力有りますよね。
私には残念ながらそういった成分は含まれていないので、こんなふざけたブログになってしまうようです。

  • 2012/08/18(土) 14:48:14 |
  • URL |
  • サキ #-
  • [ 編集 ]

ぎゃああああああああっ!
怖い怖い怖いっ!!!

と、fateなら思うだろうけど、淡々と語られるので怖がりそびれました(・・;

人形ものは怖いって相場が決まっているのに、これは、日本人形じゃないから、そして、なんだか可愛い感じがするから、それひど恐怖は抱きませんでした。

なんだろう?
出会うべくして出会ったモノだったのかな。
神様とか、ご先祖さまとか、そういうレベルで身体の弱かったサキさんを見守る友人的な存在として現れたんでしょうか。

全記事を拝読しておりませんので、娘さんとの関係というか、(?_?)何故、ここに至っていらっしゃるのか分かりませんが、もともと‘謎’を気にしない生き物なので、勝手に、そうかそうか、と納得しております。

でも、謎が氷解する瞬間は大好きなので、またお邪魔させていただきます~(^^)

  • 2012/08/19(日) 06:53:14 |
  • URL |
  • fate #-
  • [ 編集 ]

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